2024年6月25日
リガク・ホールディングス株式会社
東京大学
株式会社太平洋コンサルタント

 東京大学大学院工学系研究科の丸山一平教授、リガク・ホールディングス株式会社の100%子会社である株式会社リガクの則武弘一郎、細井宜伸、株式会社太平洋コンサルタントの高橋晴香らの研究チームは、コンクリートなどのセメント系材料を用いた素材中のCO2固定量を簡易に評価できる装置を開発しました。

 コンクリート関連分野では、CO2を無機炭酸塩の形で固定化し、カーボンニュートラルに貢献していくことが求められていますが、CO2がどの程度コンクリートに固定化されているかを簡易に測定する手法はこれまで存在していませんでした。

 今後、炭素税や排出権取引を想定するとコンクリート中のCO2の固定量が重要な評価対象と想定されることから、今回の成果により固定量が簡易に測定され、取引が適切に行われるようになると期待されます。

【プレスリリース】コンクリートに特化したCO2固定量測定装置の開発(pdf)