X線分析装置の世界的ソリューションパートナーであるリガク・ホールディングス株式会社(本社:東京都昭島市 代表取締役社長:川上 潤)と、フランスのX線小角散乱装置(SAXS)大手であるXenocs社(「Xenocs」)は、株式会社リガク*1(リガク)とXenocsとの戦略的連携を発表しました。

この提携では、リガクがXenocs製品を日本国内で販売し、Xenocsがリガクの先進的な回転対陰極X線発生装置を自社製品に組み込んで全世界に販売します。リガクの高輝度なX線源とXenocsの洗練された小角散乱光学系のコンビネーションにより他に比類なき測定が可能となります。

コラボレーションロゴ

Xenocs社の Xeuss Pro リガクのX線発生装置が組み込まれる

リガク・ホールディングス株式会社の代表取締役CEOである川上潤は次のようにコメントしています。「小角散乱分野の世界的なリーダーであるXenocs社の製品に当社の優れたX線要素技術を融合し、世界中のお客様の進化するニーズに応える優れたソリューションを生み出す機会を得ることができます。この提携がリガクにもたらす大きな成長の可能性に期待しています。」

これを受け、Xenocsの共同創設者兼CEOであるPeter Hoghojは「この協力はXenocsにとって重要な節目となります」と述べています。「日本市場でのプレゼンスを強化し、リガクとの戦略的提携を通じてグローバル展開を拡大できることを嬉しく思います。」

Xenocsの共同創業者でManaging DirectorのFrédéric Bossanは、「リガクとの戦略的提携は、お互いの強みを生かし、国境を越えてお客様に革新的なソリューションを提供する機会を生みだすものです。この提携が我々の発展にポジティブな影響をもたらすことを楽しみにしています。」と表明しています。

左からFrédéric Bossan、川上潤、Peter Høghøj

Xenocsとリガクの連携は、絶えず進化するグローバルの分析市場において、相互の成長、革新、競争力強化への両者の姿勢を強調するものです。

*1: リガクホールディングス株式会社の100%子会社

【Xenocsについて】
Xenocs社は、小角X線散乱法(SAXS)を用いてナノスケールの材料特性を評価する装置を提供する世界有数の企業です。25年にわたる技術革新の実績を持つXenocsは、バイオ医薬品、エネルギー貯蔵、先端材料、ファインケミストリー、半導体など幅広い業界にソリューションを提供しています。欧州、米国、中国に拠点を持ち、グローバルに展開しています。

【リガクグループについて】
リガクグループは、X線分析をコアに熱分析等も含む最先端の分析技術で社会をけん引する技術者集団です。産業・研究用分析のソリューションパートナーとして1951 年の創業以来、90 か国以上でお客様と共に成長を続けています。日本国内で極めて高いシェアを誇り、海外売上は約70%に達しています。応用分野は、半導体や電子材料、電池、環境・エネルギーからライフサイエンスまで日々拡大中です。
世界で2,000 名超の従業員が「視るチカラで、世界を変える」イノベーションの実現に取り組んでいます。
詳しくはrigaku-holdings.com をご覧ください。

【本リリースに関するお問い合わせ先】
リガク・ホールディングス株式会社 コミュニケーション部
部長 姫野 佐和
TEL: 090-6331-9843  e-mail: prad@rigaku.co.jp