M.Kさんは2019年に新卒入社し、アプリケーションラボに所属。お客様から預かった試料を分析したり、レクチャーで海外出張したりするなど多忙な日々を送っていますが、学生時代に思い描いていた仕事が実現できているといいます。
これまでの経歴とキャリア
インタビュアー:ご出身はどちらでしょうか?
M.Kさん:東京都出身です。地元ではブルーベリーが有名です。
インタビュアー:学生時代はどのような研究をされていましたか?また、現在の仕事につながる経験はありますか?
M.Kさん:大学では分析化学の研究室に所属していました。研究を進めていく中で、製品開発や研究の裏側には必ず分析技術が支えになっていることに気付き、分析装置に興味を持つようになりました。
インタビュアー:リガクを知ったきっかけや、入社の決め手は何ですか?
M.Kさん:学生時代にリガクの装置を使用していたので、リガクのことは知っていました。分析化学の研究テーマを進めていく中で分析メーカーに興味を持ったことや、使用していた装置についてより深く知りたいという思い、そして勤務地が東京都だったことの3つが、私がリガクを選んだ主な理由です。
インタビュアー:入社からの配属やお仕事について教えてください。
M.Kさん:2019年4月に入社しました。1年目は研修で各部署を回りました。その後半には、サービス事業部で先輩社員と共に既設装置の修理やメンテナンスを行いました。
インタビュアー:ターニングポイントとなった年と出来事を教えていただけますか。
M.Kさん:2020年6月から現在のアプリケーションラボに配属されました。その後の2年半は、様々な材料の分析に携わる機会に恵まれ、できることの幅が広がったことで、やりがいを感じるようになりました。2023年にはコロナウイルスが収束し始めたことで、海外のお客様対応の機会も増え、同年11月にはレクチャーのためベトナムに行きました。この経験を経て、英語へ取り組む意欲も高まりました。
現在のお仕事とこれからのこと
インタビュアー:国外も対応されているのですね。現在の具体的な仕事内容について教えてください。
M.Kさん:主にX線回折装置の購入を検討されているお客様からサンプルをお預かりし、リガクの装置でどのような結果が得られるのかを測定してご紹介しています。国内では全国の様々なお客様を担当しています。また、リガク製品の分析事例の紹介資料を作成したり、講演会で発表を行ったり、新しい装置の開発テストも担当しています。
インタビュアー:それらは、どのような分野でどのように役立っているのでしょうか。
M.Kさん:リガクの製品は様々な研究機関や企業に納品されています。自動車や化学系、製薬関連はもちろん、食品なども時々あり、色々なお客様がいて、幅広い使われ方をしています。X線回折装置によって高性能な材料の研究開発や、品質管理が行われています。私の業務は社会に直接的に貢献するものではないかもしれませんが、様々な分野の縁の下の力持ちとしてサポートできていると感じています。
インタビュアー:この仕事の魅力や面白さを教えてください。
M.Kさん:予想通りの分析結果が得られたときや、新たな発見があったときは非常にやりがいを感じますね。お客様から「わかりやすい」というお言葉をいただいたときは、仕事への充実感を得られます。また、講演会や学会で発表することもありますが、各分野の専門家の方々からお話を伺える面白さもあります。
インタビュアー:この仕事をする上で大事にしていることは何ですか?
M.Kさん:作成した資料の外部への発表やお客様とのやり取りが大きなウェイトを占めているため、嘘のない誠実な対応や、見る方々がわかりやすいような表現を心がけています。
インタビュアー:今後取り組んでいきたいことはありますか?
M.Kさん: X線回折装置では、行える測定や解析が非常にたくさんあります。今はそれらの各種手法の習熟度をさらに上げたいと考えています。装置の理解度を深めることで、お客様への提案力も向上しますし、何より新しい知見を得ることが単純に面白く、楽しいです。
リガクでの働き方とワークライフバランス
インタビュアー:どんな人にこの仕事をお勧めしますか?
M.Kさん:色々なタイプのラボ員がいていいと思っているので、分析装置に触ることに興味がある方であれば,どんな方にもおすすめです。あえて具体的に挙げるとすれば、例えば好奇心が強い方や物事に考えながら取り組める方が向いていると思います。また、お客様と話をする機会も多いので、コミュニケーションが好きな方や、話上手な方も向いていると思います。
インタビュアー:何か面白いエピソードがあれば教えてください。
M.Kさん:出張が多いので、そのたびに様々な土地のお土産に出会うのが楽しみのひとつです。出張が重なると、オフィス内でお菓子交換会が始まることもあります。学会やレクチャーで海外に行ったり、国内も各地に行ったりするので様々な場所のお土産が集まり、どこの何が美味しいとか、話題が広がります。
インタビュアー:それは楽しそうです。情報交換にもなりますね。趣味やお休みの日の過ごし方など教えて下さい。
M.Kさん:趣味は学生時代から続けていたテニスです。昔よりも海外大会の動向のチェックや国内大会の現地観戦に費やす時間が増えましたね。
インタビュアー:リガクに入って良かったことは何ですか?
M.Kさん:分析装置を使用して結果をまとめるという、学生時代に思い描いていた通りの仕事ができている点です。やりたいことができているので業務には非常に楽しく取り組めています。
インタビュアー:リガクの会社としての面白さについても教えてください。
M.Kさん:リガクには研究志向の強い方が多いので、質問をすると順序立てて解説してくれます。そのため、自分の知識を深めることができ、非常に勉強になります。職人気質で、自分の分野に楽しみをもって取り組んでいる方が多い印象ですね。
求職者の方へメッセージ
インタビュアー:最後に、求職者の方へのメッセージをお願いします。
M.Kさん:リガクのお客様は非常に多岐にわたります。最新の研究に関わることもできるため、科学にご興味のある方はぜひご検討ください。分析装置メーカーは一見難しそうだと思う方でも、会社に入ってからの研修が充実しているので大丈夫です。勇気をもってぜひ、安心して入社してほしいと思います。
2024年9月現在