サプライチェーンマネジメント
リガクグループは、「科学技術の進歩を通して人類社会の発展に貢献する」という企業理念のもと、持続可能な社会の実現に向けて以下の方針に基づきお取引先様と協同で取り組んで参ります。
調達方針
- CSR調達の実践
法令・社会規範を遵守するともに、グリーン調達を推進します。 - 公平・公正な取引
公平かつ公正な取引関係で、正しく誠実な調達活動を行います。 - パートナーシップ
お取引先様との相互協力と信頼関係の構築に努め、共存共栄を図ります。 - 購入先様と一体となった調達活動
適正な品質確保の維持、競争力のある適正価格の実現、納期遵守への対応を追求します。
調達方針に基づき、企業としての社会的責任を果たすため、以下の取り組みを行います。これらはリガクグループが目指す持続可能な社会の実現に向けて、お取引先様と協同で努力することを表明するものです。
CSR調達推進の取組み
リガクグループでは、CSR調達の推進を目的としてCSR調達ガイドラインを作成しました。このガイドラインには、法令の遵守を基本としつつ、環境負荷の低減や社会的責任の遂行を重視する調達活動が定められています。サプライチェーン全体でのCSRの実践を促進するため、人権、労働条件、環境保護、公正な取引慣行などの社会的責任を調達活動において明確にする指針を提供します。
グリーン調達推進の取組み
リガクグループでは、グリーン調達の推進を目的として「グリーン調達基準」と「含有禁止物質・管理物質リスト」を作成しました。これらの基準とリストは、製品のライフサイクル全体にわたり環境負荷を最小限に抑えるための具体的な指針を提供します。グリーン調達基準では、生産･販売する製品を構成する部品等調達品の環境負荷物質削減や環境法規制順守への取り組み方法を提供します。また、「含有禁止物質・管理物質リスト」にて具体的な物質名を記載いたしました。
責任ある鉱物調達への対応
近年、2010年に制定された米国金融規制改革法(ドッド・フランク法)をきっかけに「責任ある鉱物調達」への関心がますます高まっています。特に、紛争鉱物と呼ばれる（錫、タンタル、タングステン、金：通称3TG）において、コンゴ民主共和国(DRC)およびその周辺国で採掘されるものは武装勢力の資金源となるなどのリスクが懸念されております。2013年に施行された米国金融改革法第1502条では、米国の証券取引所（SEC）に上場している企業に対して、DRCおよびその周辺国で採掘され、武装勢力や反政府勢力の資金源となっているこれら鉱物の使用状況に関する年次調査・報告が義務づけられました。リガクグループは、米国証券取引所に上場している企業のサプライチェーンに関連する企業として、紛争鉱物の使用状況について調査し、顧客に報告しています。更には2021年にEU紛争鉱物規則が施行され、DRC及び周辺国のリスクのみならず、3TGやコバルトなどのその他紛争地域及び高リスク地域での紛争、児童労働を含む人権侵害全般や汚職などにリスクが広がっていることを受け、ますます責任ある鉱物調達の必要性・重要性が増してきています。
リガクグループではサプライチェーン全体でこれらの責任ある鉱物調達に取り組んでまいります。具体的な取り組みを明確にするために、責任ある鉱物調達方針を策定しました。
取引先様とのパートナーシップ構築
リガクグループは、関係閣僚や経団連会長、日商会頭、連合会長をメンバーとする「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」の趣旨に賛同し「パートナーシップ構築宣言」を公表しました。当グループは、今回の宣言を通じて、サプライチェーン全体の付加価値向上に努めるとともに、望ましい取引慣行を遵守し、取引先様との関係強化に取り組んでまいります。
