国際的な非営利の学術団体であるThe Protein Societyは、蛋白質研究にかかわる科学者同士の交流や共同研究を促進し、最先端の科学の発展を目指しています。毎年開催されるシンポジウムでは、蛋白質研究において顕著な業績を挙げた研究者や、リーダーシップ、教育、奉仕活動において優れた貢献をした研究者を表彰しています。
2024年7月23日から26日にカナダのバンクーバーにて開催された第38回シンポジウムでは、7月25日と26日に授賞式が行われ、受賞者のスピーチが行われました。リガクは、2007年より「Carl Brändén賞」のスポンサーとして協賛しています。この賞は、蛋白質の構造生物学分野において先駆的な貢献を果たしたCarl-Ivar Brändén氏を称えるものです。また2024年に新しく設立された、生体分子のX線回折による構造解析でノーベル化学賞を受賞したDorothy Crowfoot Hodgkin氏を称える「Dorothy Crowfoot Hodgkin賞」のスポンサーも務めています。 The Protein SocietyのCEO のRaluca Cadar氏は「The Protein Societyは、蛋白質科学の分野における優れた研究を表彰できることを光栄に思います。また、Carl Brändén賞のスポンサーとして、そして2024年からはDorothy Crowfoot Hodgkin賞のスポンサーとして、ご協力いただいているリガクに深く感謝いたします。この賞は、生物学の解明に多大な影響を与える秀でた業績を称えるために授与されます。」とコメントしています。