環境への取り組み
CO2の排出削減に向けて
2023年度の国内外リガクグループのCO2排出量は、生産量の増加に伴い、前年度比4.9%増加の10,782 t-CO2となりました。CO2売上高原単位は17.7%改善し、1億円あたりの排出量は13.49 t-CO2でした。
リガクグループでは、これまでも省エネ法等の法規制に準拠したレポーティングやISO14001を軸とした環境マネジメントシステムによる環境問題への取り組みを行ってきました。
2022年7月に社長を委員長とするESG推進委員会およびESG推進プロジェクトを発足し、気候関連問題を含むESG推進に関する取り組みを全社的に開始しました。その中で、気候問題へのさらに踏み込んだ活動へ着手し、2023年7月には初めてCDP回答を行い、2023年9月にはScope1、Scope2に関するCO2排出の総量削減目標(2030年度)を設定しました。
この目標実現のため、2024年7月よりCO2ゼロ電力メニュー(再生可能エネルギー)への切り替えを順次開始しております。また2025年には、リガクグループの重要な生産拠点の一つである山梨工場にて太陽光パネルの増設を計画しています。今後も計画的に各種施策の実施、省エネ活動を進め、排出量削減に努めてまいります。
尚、2023年度よりScope3についても算定を開始しており、今後はサプライチェーン全体の排出にも配慮していきます。
総量削減目標
Scope1、Scope2のCO2排出量を2030年度までに基準年(2021年度)比50%削減する。
参加するイニシアチブ
リガクグループは2023年7月に国際的な環境非営利団体(NGO)であるCDP(旧カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(Carbon Disclosure Project))の気候変動質問書に初めて回答を行いました。CDPの活動目的である「人々と地球のための長期的な経済の繁栄を実現」することに共感し、今後も積極的な情報開示を行っていきます。