今を見つめ、未来を照らす。
75年の歴史とともに

川上 潤

未来のカガク
変えていく

変革を導き、信頼に応える。
X線技術を駆使して
世界のイノベーションを支える

リガクは今年、創業75周年の節目を迎えます。
企業が50年を超えて存続できる確率は1%にも満たないと言われています。その中で、リガクがこれほど長きにわたり事業を継続し成長してこられたのは、先人たちのたゆまぬ努力の積み重ねによるものです。そして何より、世界中のお客様からのご愛顧とご支援の賜物であると、あらためて深く感謝申し上げます。

リガクは、「科学技術の進歩を通して人類社会の発展に貢献する」という理念のもと、X線を中核とした分析・計測技術の進化と深化に取り組んできました。その結果、X線分野においては、世界でも類を見ない品質と総合的なソリューションを提供する存在として、研究開発や生産プロセスの現場で独自のポジションを築いています。

しかし時代はかつてないスピードで変化し続けています。この先もリガクがそのユニークな立ち位置をさらに強化し成長し続けるためには、一歩たりとも立ち止まるわけにはいきません。次のイノベーション、その先のイノベーションを見据え、「市場の先を行く」先進性と、「セルフスタートで変革を起こす」貪欲さが求められています。

私たちは、この75周年を単に過去を振り返る記念行事にはしません。
「Lab to Fab」「グローバル・ワン・リガク」「リガク・コンピテンシー」が織りなす新しいリガクのカタチを明確にしてゆく重要なステップにしたいと考えています。それは社員だけでなく、これまでリガクを支えてくださった皆さまとともに考え、創り上げていくものです。
今後とも、リガクのさらなる発展にご期待ください。

2026年4月
リガク・ホールディングス株式会社
代表取締役社長 CEO
川上潤

リガクブランド

リガクは、卓越した技術力を基盤に、グローバル・ワン・リガクの力で多様性を活かし、ユニークな成長モデルを築いています。
目指すのは、「A One-of-a-Kind Global Technology Company」という唯一無二の存在です。

One-of-a-Kind
Global
Technology

75周年ロゴ・イメージキャラクター

制作ストーリー

設立75周年を迎えた2026年、
私たちはその歩みを振り返るだけでなく、
「これから」を形にする取り組みとして、
記念ロゴとイメージキャラクターの
制作プロジェクトを立ち上げました。
今回のプロジェクトで大切にしたのは、
リガクで働く人たち自身の想いです。

詳しくはこちら

身近なものから紐解く

リガクの技術図鑑

半導体
半導体の研究開発を支える技術
スマホの動作はいつでもサクサク!
熱暴走も起きにくい
X線回折、蛍光X線分析で、半導体薄膜の膜厚・組成・結晶性品質などを評価し、チップ性能と信頼性を支えます。材料や層のわずかな違いを“理由”として示せるため、熱や動作の安定につながります。
自動ブレーキをはじめ先進機能を
いつも正確に作動させます!
X線回折、蛍光X線分析により、半導体材料の状態を分析・評価し、安定した性能と安全性に貢献します。先進機能が“いつも正確に”作動するための品質を支えます。

リガクのテクノロジーは、X線を使った分析技術は、半導体製造の品質管理や開発に広く活用されています。材料中の不純物や微量元素の検出、薄膜の厚さや組成、結晶構造の解析まで、幅広い情報を非破壊で得ることができます。
これにより製造工程の安定化や不良品削減、性能向上が実現し、高度な電子機器の頼性を支えています。機器の頼性を支えています。

電子部品
電子部品の品質管理を支える技術
毎日動くには、基板や部品の
“つなぎ目”が大事なんです!
X線CTで、電子基板や電子部品の接合部を壊さずに検査し、ズレや空洞などの見えない不良を減らします。毎日きっちり動く家電の信頼性づくりに貢献します。

電気自動車やウェアラブルデバイス、スマートフォンなど、さまざまな製品で高性能な電子部品の需要が拡大しています。リガクのX線分析装置は電子材料、電子部品などの先端材料の開発や評価には欠かせない分析機器となっており、薄膜の重要なプロセスパラメーターである厚さ、組成、ラフネス、密度、多孔性、および結晶構造と結晶構造の欠陥を測定することが可能です。

電池
電池の開発や製品の
品質管理を支える技術
繰り返し充電でも性能が落ちにくい!
環境負荷低減にも
X線回折で、充放電で材料がどう変化しているかを評価・分析し、長寿命化と性能の安定に貢献します。繰り返し充電でも性能が落ちにくい理由を確かめ、改善判断につなげられます。

高性能な電池をつくるには、「どの材料をどう組み合わせれば、より長く、より安定して使えるか」を見極めることが欠かせません。X線を使った分析は、電池の中で起きる微細な変化を、分解せずにそのままの状態で観察できる技術です。
充放電による構造の変化や、劣化の進み具合をリアルタイムで確認できるため、新しい材料の評価や設計の改善に幅広く活用されています。

ライフサイエンス
製薬​(創薬・医薬品)を支える技術
医薬品原料に間違いがないか、
受け入れ時に厳しく確認!
ラマン分光で、医薬品の原料が正しいものかをその場で確認し、取り違えや混入を防ぎます。現場ですばやく判定できるため、安全なお薬づくりを支えます。
お薬の狙った効き目を
きちんと引き出す!
成分も構造も見極める
X線回折、X線CTにより、薬の構造や錠剤中の成分分布を評価し、狙いどおりの薬効を引き出すための設計を支えます。有効成分が狙いどおりに働くための条件を、確かめています。

薬はただ「効く」だけでなく、「安全」で「狙い通りに」効くことが求められます。X線分析技術は、原材料に含まれる微量な不純物の検査や、錠剤の構造を非破壊で調べることに活用されています。
たとえば、薬の溶ける速度を設計通りに調整できているか、成分が安定して含まれているかを確かめることで、高品質な製剤開発や製造管理を支えています。

アカデミア
新たな材料や技術の開発を支える技術
貴重な対象物を傷つけることなく、
制作当時の様子がわかる!
X線CTや蛍光X線分析で、対象を傷つけずに内部や成分の情報を引き出せます。制作当時の材料や技法の痕跡に迫る、非破壊調査を支えます。
ノーベル賞につながる発見も、
実は「中身を確かめる」積み重ね
研究対象の構造を明らかにし、“言い切れる証拠”をつくるには、精度が良い装置が必要です。リガクの装置は、世界最前線の研究を支えるのに十分な精度を提供しています。ノーベル賞につながる発見も、その証拠の積み重ねで前に進みます。
地球や宇宙の歴史を紐解くヒントに…
惑星の進化や地球の構造を調査!
蛍光X線分析や熱分析などで、元素や状態を分析・評価し、惑星の進化や地球の成り立ちを探る研究を支えます。わずかな手がかりから歴史を読み解くためのヒントを提供します。

大学や研究機関では、「人の力では捉えられないもの」を明らかにするために、X線を使った分析が従来から大活躍しています。たとえば、昔の土器や絵画を調べることで、どこで作られどんな技術が使われていたのかや、惑星の砂粒を調べることで、太陽系の成り立ちを紐解く手がかりを得ることができます。
また、学術機関と協力し、トレーニングをはじめ、重要部品、高度な分析技術などを提供しています。

その他
日常の様々な現場を支える技術
実はミクロな構造の違いが
味や食感を左右してる!
X線CTや熱分析で、状態変化や内部のつくりを評価し、口どけ・食感に効く“ミクロな違い”を手がかりにできます。狙いどおりの仕上がりに整えるための品質判断を支えます。
いつ買っても”あの味”!
毎回同じ食感と味を再現
X線CTで、食品の微細な違いをとらえ、品質のブレを減らす判断を支えます。配合や状態のわずかな変化を見える化し、毎回同じ食感・味の再現に役立ちます。
食品ラップや包装フィルム。
うすくても、熱に負けない!
熱分析で、食品ラップや包装フィルムがどこまで熱に耐えられるかを評価し、温度による性質の変化や分解の始まりを見極めます。安心して使えるフィルムの品質づくりに貢献します。
有害物質が含まれていないか、
厳しくチェック!
蛍光X線分析や水銀分析などで、化粧品に有害物質が含まれていないかを素早くチェックし、安全性の確認に貢献します。日常的に使う製品の“安心”を、データで裏付けできます。
頑丈な建物を作れるのは、
セメントがきちんと固まっているから
蛍光X線分析やX線回折で、セメントの固まり方の進み具合や材料の違いを分析し、強さや耐久性の判断に役立ちます。固まり方のムラを減らし、安定した品質管理につなげられます。
土壌や水に問題がないか、
現場ですぐに確認ができる!
蛍光X線分析は、元素を迅速・簡便に調べられるため、水や土の状態を多点で評価する環境モニタリングに役立ちます。

プラスチックやセラミックスのような身近な素材の構造評価、金属や鉱物の成分管理、食品の成分や異物のチェック、さらには麻薬や爆発物の識別、社会インフラの保守安全までX線分析技術は実に多様な場面で活躍しています。
共通しているのは、「中身を壊さずに、正確に調べる」こと。ものづくりの現場から日常の安心まで、X線はさまざまな現場を静かに支えています。

75年を刻んだその先へ。​次の​ページを​めくり、
​まだ​見えない​未来を​ひらく。

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