Protein Society Awardsへの協賛

国際的な非営利学術団体であるThe Protein Societyは、蛋白質研究で顕著な業績を挙げた研究者を毎年表彰しています。2024年7月23日から26日にカナダのバンクーバーで開催された第38回シンポジウムでは、リガクがスポンサーを務めたCarl Brändén賞とDorothy Crowfoot Hodgkin賞を含む各賞の授賞式が行われました。

2024 Protein Society Award受賞者と授賞理由

Carl Brändén賞
・University of California Los Angeles Tamir Gonen教授
・MicroED(Microcrystal Electron Diffraction)法の開発と実用化において、先駆者としての役割を果たした。Tamir Gonen教授は、膜蛋白質の研究とMicroED法のような構造生物学における新たな手法の開発に注力している。これまで、世界中の何千人もの蛋白質生化学者や構造生物学者を対象に、MicroED法の使い方を指導してきた。

Dorothy Crowfoot Hodgkin賞
・University of Sydney Margaret Sunde教授
・繊維状の蛋白質であるアミロイドの特異的なカタチである「クロスβ構造」とその動きを解明したことにより、その後のアミロイドの研究の発展に大きく貢献した。アミロイドは多くの難病の原因となる蛋白質と言われており、発生原因や治療法に関しては長年不明確であった。アミロイドの立体構造の解明により病気の発生メカニズムの理解が進んだ。

(授賞式でスピーチするTamir Gonen教授(左)とMargaret Sunde教授(右))

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